家族が亡くなった時、体の一部をもぎ取られるような感覚に陥るほどの悲しみが押し寄せるとの例えをされるほど、身内とのお別れは辛いものと言えるのではないでしょうか。しかし、亡くなってから葬儀の仕上げまでの忙しさは目が回るほどで、最中は泣いている暇などないとも言われます。
葬儀の執り行い方なども家族それぞれで想いがあったりすると、もめてしまいなかなか決まらなかったりするので、ある程度の家族間の考え方はまとめておきたいところです。その中で、供花の取り扱いには頭を悩ますところです。
故人を偲んだ気持ちを最大限に組んだ配置のバランスや、飾り方など難しいところだと存じます。故人の友人知人や、喪主等の職場関係の序列などがあるので、失礼があってはなりませんが、知らない場合もあると存じます。
どのような関係性なのか分からないことのないように、家族で話し合いをしたり、ノートに書き留めておくことで、いざというとき役立つと考えますし、準備も捗るのではないでしょうか。故人が生前花を好きだった場合、せめて葬儀場を花で飾ってあげたいと、別で供花を注文したいと考える方もいると存じますが、家族の考えを式の担当者に伝え、おまかせしてしまうと、後で高額な支払い金額になるトラブルも発生しますので、式場まかせにはせず、一つ一つ話をよく聞きながら進めていくことも重要です。
なにも分からないばかりに、もめてしまったりしたり、参列していただいた方の心象を悪くしないよう、日頃から話し合いしておくことが大切だと考えます。